<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 登岳陽樓>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 岳陽楼（がくやうろう）に登（のぼ）る>
<BookPage: 290-298>
<UsedPage: 9>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
昔聞洞庭水，
今上岳陽樓。
吳楚東南坼，
乾坤日夜浮。
親朋無一字，
老病有孤舟。
戎馬關山北，
憑軒涕泗流。
<End Poem>
<Translation>
昔から雄大な洞庭湖のうわさを耳にしていたが、今$はじめて$その岸べに建つ岳陽楼にのぼった。
$楼上から眺めると$、世界の東南部に位置する呉楚の大地が$東南の方へ$まっ二つに引き裂かれ、$その亀裂にできた湖には$広大な天と地が、昼も夜も$荒れ狂う水面に$浮かんでいる。
肉親や友人たちからは一通のたよりさえなく、年老いた病身には$身をよせる$一そうの小舟があるばかり。
関所の置かれた国境の山々の北$中原地域$では、戦さが$今もなお$続いており、楼上の手すりにもたれて見はるかすと、$さまざまな感慨にとらわれ$、涙がとめどなくあふれてくる。
<End Translation>
<Formatted Translation>
昔から雄大な洞庭湖のうわさを耳にしていたが、
今$はじめて$その岸べに建つ岳陽楼にのぼった。
$楼上から眺めると$、世界の東南部に位置する呉楚の大地が$東南の方へ$まっ二つに引き裂かれ、
$その亀裂にできた湖には$広大な天と地が、昼も夜も$荒れ狂う水面に$浮かんでいる。
肉親や友人たちからは一通のたよりさえなく、
年老いた病身には$身をよせる$一そうの小舟があるばかり。
関所の置かれた国境の山々の北$中原地域$では、戦さが$今もなお$続いており、
楼上の手すりにもたれて見はるかすと、$さまざまな感慨にとらわれ$、涙がとめどなくあふれてくる。
<End Formatted Translation>